大型ヨットの上で、オーシャンとの盗み対決を決めた
ナイト・フォックス演じるヴァンサン・カッセルの存在がすごい!
●今回の船が出てくる映画
Ocean's Twelve
2004年公開 アメリカ映画
●あらすじ
ダニー・オーシャンは仲間と共にラスべガスのカジノから1億6000万ドルを盗んで以来、悠々自適の生活を送っていた。 しかし、盗みの計画を考える癖が抜けず、ヨリを戻した妻テスから注意される日々。そんな2人の前に、カジノのオーナー、ベネディクトが現われ、盗んだ金に利子を付けて2週間以内に返すよう要求してきた。 ベネディクトは「オーシャンズ」11名全員の居場所を知っており、現在の泥棒稼業から足を洗った生活の安全を脅かすように、ラスティーの車を爆発する。オーシャンズたちは集まり、ベネディクトに金を返すことにしたが、金はすでに使っていて足りない。そこで再び仕事をして金を調達しようと考える。
●ここに注目!
シナトラ一家の映画「オーシャンと十一人の仲間」をリメイクした『オーシャンズ11』(2001年公開)の続編だが、完全オリジナル脚本だ。そもそもはジョン・ウー監督作品のために執筆された脚本だったが、それをオーシャン用に書き直されたという。
今回の注目は、ナイト・フォックスことフランソワ・トゥルアーを演じるヴァンサン・カッセルだろう。最後に赤外線センサーを潜り抜ける時に使われたのはマーシャル・アーツの一つであるカポエイラ流くねくね。そういえば、イザベル・ラリヒ演じるキャサリン・ゼタ=ジョーンズも「エントラップメント」(1999年公開)でくねくねと赤外線センサーを潜り抜けていたっけ。そんな遊びココロがオーシャンの面白さだろう。
●ここに船!
ダニー・オーシャンがナイト・フォックスに会いに行った時のシーン。フォックスがポルトガルで師匠であるルマークと会った時の様子を画面に映しながら、フォックスは、同席したアメリカ大手の保険会社に勤める男が「世界最高の泥棒はオーシャンだ」と言ったことなどを話す。フォックスとルマークと保険会社の男が会っていたのは、大型ヨットの上。オーク材をたっぷり使われた豪華な作りだ。
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