ロマンシング・ストーン 秘宝の谷

コロンビアへ飛んできたロマンス作家の妹ジョーン。

誘拐された姉は誘拐犯と船上で優雅なブランチ。なぜ?

●今回の「船が出てくる映画」

Romancing the Stone

1984年公開 アメリカ映画


●あらすじ

ロマンス作家のジョーン・ワイルダーは、編集者である女友達に届けて帰宅すると、部屋中がめちゃくちゃになっていた。そこに、南米コロンビアにいる姉エレーヌから電話がかかってくる。姉はギャングに誘拐されたのだ。「ジョーン宛に夫が出した手紙の中にある地図を持って来てほしい」と言うのだ。地図を手に、ジョーンは早速コロンビアへ飛ぶ。言葉が通じない現地で、やっと英語の分かる男に教えられてバスに乗り込んだが、途中ジーブにぶつかり横転。運転手も乗客もどこかへ行ってしまい、1人になったジョーンは、ジーブの持ち主ジャックに電話のあるところまで連れていってくれるよう頼むが、彼はお金でないと動かない男だった。最初は粗野でがめつい男と思っていたジョーンだったが、ジャングルの中を旅するうちに、まるで自分の小説に出てくるヒーローのような、野性的でセクシーな魅力にだんだんと惹かれていく。


●ここにも注目!

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の大ヒットの1年前に公開されたロバート・ゼメキス監督作品。最新作はブラッド・ピット主演の「マリアンヌ」、今も第一線で活躍する名監督だ。今回紹介する『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』以降、監督する全ての劇場公開作品の音楽を、アラン・シルヴェストリが担当している。もちろん「マリアンヌ」も。名コンビは28年経った今も続いている。


キャスリーン・ターナー主演で、女流作家ジェーンが野性的な男ジャックと出会い、伝説のエメラルドを巡る冒険を描いたロマンティック・コメディ。公開当時から「インディー・ジョーンズ」の二番煎じと言われていたが、コメディ色の強く、グロテスクなシーンは全くないので、安心して家族で観れる作品だ。ロマンスの相手ジャック役は、マイケル・ダグラス。


●ここに船!

コロンビアに住む姉エレーヌが誘拐されて連れて行かれたのが船の上だった。誘拐犯人はギャングのボス、アイラと、その手先ラルフ。ラルフはジョーンを迎えに空港へ行ったが、バスを乗り間違え、さらにいろいろあったり、スペイン系ギャングの本拠地にいること、エレーヌの夫を殺したゾロと会ったことをアイラに電話で伝える。電話の向こうでは、アイラはエレーヌと船上で優雅なブランチを取っていた。二人のテーブルには赤いバラの花瓶。あれ?エレーヌって誘拐されたはずなのに、なぜこんなに余裕なのだろうか?不思議だ。

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クルーズ映画ライター あいさわみき が 船が出てくる映画を気ままにコツコツ書きまとめています。 船の映画 船が出てくる映画 船が舞台の映画 船が登場する映画 あらこんなところに船が!という作品に出会うと、最高にハッピーです。 なので、ハッピーのおすそ分け、それがこのサイトのコンセプトです。