ジャッキー・チェーン最後のアクション映画はトレジャー・ハンター役。
第二次アヘン戦争時代の金塊を見つけ、船で運んでいったが。。。
●今回の「船が出てくる映画」
十二生肖(Chinese Zodiac)
2012年公開 香港・中国映画
●あらすじ
19世紀の清王朝時代、英仏軍が中国に侵攻した際、
十二支の動物をモデルにした国宝のブロンズ像“十二生肖”が略奪された。現在それぞれが高額で取引されていたが、アンティークディーラーのマックス・プロフィット社はすべてを手に入れようと、
“アジアの鷹”と呼ばれるトレジャー・ハンターのJCに依頼する。JCの特殊チームは
パリ、南太平洋、中国など伝説の秘宝を追って世界各国を駆け巡るが、
行く先々で彼らを阻む敵が現れる。
●ここに注目!
この映画はジャッキー・チェンの最後のアクション映画になる。『サンダーアーム/龍兄虎弟』『プロジェクト・イーグル』同様「アジアの鷹」と呼ばれるトレジャー・ハンターを演じている。
妻である林鳳嬌(ジョアン・リン)が、夫であるジャッキーからの願いでカメオ出演していることでも話題になった。「奥さん?」と呼びかけられ、「シー」と答える長髪の後ろ姿。「誰?」「JCの留守番女よ」と言われる、ラストシーンで病院に来たJCの奥さん役の女性がその人こそが、本物の奥様だったのだ。有名人のカメオ出演はジャッキー・チェン映画のお楽しみの一つで、他にスー・チー、ダニエル・ウー、バイ・ビン、リン・ポンも参加している。
「カメオ出演」という言葉は、映画「80 日間世界一周」(1957 年)を制作した映画プロデューサーのマイケル=トッドが言い始めた。カメオとは瑪瑙、大理石、貝殻などに浮き彫りを施した装飾 品を浮き彫りする技法で、「浮き出ていない部分も作品として重要である」ことを含めている。
●ここに「船」登場
パリで出会ったキャサリンの曽祖父が、中国で戦利品を「不滅号」で運んだが南太平洋で遭難した話を聞いたJCは、キャサリンの屋敷にある美術品などから遭難した大体の場所を知り、捜索を提案。曽祖父の消息がわかるかもしれないとキャサリンの協力を経て、クルーザー「ホリゾン号」で島へとたどり着いたJCは、海賊たちに出会う。その海賊たちが、実にふざけた格好をしていて不評。海賊たちがなぜか日本語で話しているのも、なんか不思議だ。
島では「不滅号」の荷物から蛇像と羊像を見つけ、さらに金塊の入った幹も発見。金塊の量は推定2900本、合計8トンもの金塊を、幹に入ったまま、船にくくりつけ、帰路に着くJCたちだった。そのうちに、金の重さと水でもろくなった幹がバランスを徐々に崩し、金塊は海の底に沈んでしまう。「これまで誰の手にも渡らずに眠り続けていたんから、静かに眠らせてやろう」とカッコよく女子の前では言っていたがJCだったが、チームの男たちには「座標をマークしろ!」と一言。きっといつか見つけに来るんだろうな。だって、トレジャー・ハンターだもん。
0コメント