ソルト

アンジョリーナ・ジョリーが二重スパイ疑惑をかけられ逃亡。

金髪を黒く染め、3つの船を乗り継ぎ、古い仲間に会いに行く。

●今回の船が登場する映画

Salt

2010年公開 アメリカ映画


●あらすじ

海外諜報活動を行うアメリカの情報機関CIAの工作員イブリン・ソルトは、北朝鮮におけるスパイ活動中に捕らえられる。激しい尋問に絶対に口を割らなかったソルトだったが、恋人マイクの尽力があり、アメリカと北朝鮮の捕虜トレード交渉が行われ、解放される。 2年後、ソルトとマイクは結婚し、幸せな日々を暮らしていた。現在の勤務先はCIA本部。優秀な分析官としてロシアからの亡命者・オルロフを尋問する。特殊スパイ養成機関の元教官という彼は、アメリカに長年潜伏してきたロシアのスパイが、訪米中のロシア大統領を暗殺すると予告。そのスパイの名は「イヴリン・ソルト」だと告白した。二重スパイ容疑をかけられたソルトは、CIA本部から逃走。自宅に最愛の夫の姿はなく、何者かに連れ去られた後だった。ソルトはCIAの追跡をかわしながら、夫の行方を追い、そして自らの容疑を晴らすべく、たった独りで真相究明に乗り出していく。


●ここに注目

当初の予定では、トム・クルーズの主演作だったらしい。初期タイトルは『エドウィン・ソルト』、何らかの大人の事情により、トムからアンジョリーナ・ジェリーになり、ヒーローがヒロインになった。もしこの映画がトム主演作品だったら・・・と考えながら見るのも面白いだろう。

スパイ映画らしい “仕込み靴” も登場する。靴の先端に刃物を仕込んであり、それで相手を倒すというものだ。身体検査で金属反応されたら一発でわかるようなレトロなスパイグッズ。『007 ロシアより愛をこめて』(1963年)に登場した、レトロなアクションもお楽しみシーンの一つ?

もう一つのエンディングもあったらしいと聞いて調べると、もう一つどころか、3つもあった。いずれも販売購入用DVD収録。レンタルでは見られません。

1つ目。ソルトが移送用のヘリから川に飛び降りて、林の中を駆け抜ける。まだまだやっつけに行く感じ。

2つ目。1つ目の続きとして、「新大統領が、ロシアに表敬に行った」とニュース速報のアナウンスが流れ、「そして、ソルトの死によってテロの脅威に幕が下ろされた」という台詞で〆。ソルトは生きているんだけどね。

3つ目。ヘリに乗るシーンはなく、病院で事情聴取を受けてている途中でソルトは自殺を図ったと見せかけて逃亡。ロシアに戻り、スパイ養成学校を爆破して、ジ・エンド。

いずれも続編が作れる感じのエンディング。


●ここに船登場!

1つ目。恩師に会うために船で向かうソルト。

2つ目。アメリカ国旗を掲げた小さなボードで、秘密基地に向かうソルト。

3つ目。秘密基地の古い船の中で、かつての同志たちを皆殺しするソルト。

これら3つの船シーンが続けざまに登場する。

注目して欲しいのは、2つ目の船のシーン。

翌年2011年公開『ツーリスト』にある船のシーンを思い出させるようなアンジェリーナ・ジョリーの美しき乗船姿が見られる。同じような演技しかできない・・・とも言えるけどね、美しいからいいんです。



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クルーズ映画ライター あいさわみき が 船が出てくる映画を気ままにコツコツ書きまとめています。 船の映画 船が出てくる映画 船が舞台の映画 船が登場する映画 あらこんなところに船が!という作品に出会うと、最高にハッピーです。 なので、ハッピーのおすそ分け、それがこのサイトのコンセプトです。