クイーンメリー号も停泊するマリーナの船で、
心臓移植して隠居中の元FBI心理分析官が恋⁈
●今回紹介の「船」が出る映画
BLOOD WORK
2002年公開 アメリカ映画
●あらすじ
元FBI心理分析官テリー・マッケイレブは連続殺人犯“コード・キラー”を追跡中、突然心臓発作で倒れてしまい、犯人を捕り逃す。心臓を移植して何とか一命を取り留めたテリーは早期退職し、現在はマリーナに係留したクルーザーで隠居生活を送っている。 そんな彼のもとにある日、グラシエラと名乗る見知らぬ女性が現れた。実は心臓を提供したのは殺人事件の被害者で、彼女の妹。 事件の解明を依頼されたテリーは、独自の調査を始める。
●ここに注目!
タイトルの「ブラッド・ワーク」は、直訳すれば、血の仕事。これは、FBI捜査官たちが、自分たちの仕事のことを揶揄する言葉である。彼らのほとんどが血まみれの殺人事件を追いかけているからなのだ。
本作では、イーストウッド演じるテリーが船に住む理由を「芝刈るのが面倒だから」と言っている。その6年後、同じくイーストウッドが監督した「グラン・トリノ」(2008年公開)では、律儀に毎日芝刈り機で家の庭の芝生の手入れをしているウォルトを演じている。この対比、密かに面白すぎる。
●ここに「船」!
テリーの家であるクルーザーがあるのは、Long Beach Shoreline Marina。背後に映る客船は、マリーナの南側に係留されている、現在、ロングビーチで博物館船兼ホテルになっているクイーンメリー号だ。
クライマックスは座礁して捨てられた廃船。舞台に銃撃戦となっている。暗くてよく見えないが、まあまあ中は広そうだ。
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