ダイヤモンド・イン・パラダイス

豪華客船の処女航海イベントで巨大ダイヤモンドがお披露目!

刑事からの情報に、元・天才大泥棒の食指が動き出す

After the Sunset 2004年 アメリカ映画

●あらすじ

マックスとローラは最高の泥棒コンビで恋人同士。ふたりはナポレオンが所有していたとされる3つのダイヤモンドのうちの2つを見事手に入れるが、マックスはスタンFBI捜査官に胸を撃たれ、それをきっかけに引退。バハマにあるパラダイス・アイランドで新しい生活をスタートしていた。ローラはマックスに結婚の誓いを求め、危険のない生活を願っていたが、マックスは平和な生活に飽き始めていたある日、マックスのもとに長年の宿敵のスタンFBI捜査官が現れ、3つめのダイヤを展示した豪華客船がバハマにやってくるという情報を残す。 

●注目!

5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンが007シリーズ以後に出た最初の映画。

仕事を勇退後、第二の人生を悠々自適に楽しむ女性と、時間を持て余しがちの男性の姿は、どうやら世界共通らしい。原題の「アフター・サンセット」は、日暮れ後という意。日が沈んだ後、つまり仕事を引退した後を指しているとも言える、とても意味の深いタイトルだ。

●ここに船!

ダイヤモンドを展示している豪華客船として登場するのが「セブンシーズ・ナビゲーター」号だ。中央部にあるゲートから船に乗り込むと、ラグジュアリー船ならではのゴージャスなインテリアに目も心も奪われるだろう。定員を490人と少なく抑えた設計が、大型客船同様の施設を持ちながらも、ゆとりあるパブリックスペースを生み出しているのだ。  客室は下位カテゴリーであっても28㎡あり、カジュアル船スタンダードクラスの約2倍の広さもある。全245室スイートタイプの海側配置で、9割にバルコニーが設けられている。乗客約1.5人に対しクルーが1人という比率、イギリス「ギルド・オブ・バトラー」で専門教育機関を受けたバトラーなど、世界最高水準のきめ細やかなサービス、ホスピタリティーに、ラグジュアリークルーズの真髄を体現できる船である。  実は、この船は最初からラグジュアリー船として造船されたのではない。1991年に完成した旧ソ連の人工衛星追跡艦「アカデミック・ニコライ・プルーギン」の船体を再利用したものである。1991年と言えば、ソビエト崩壊のまさにその年。未就航のままイタリアに売却され、上部構造体部分を新造し、1999年の就航となり、この映画の一番の見せ場として登場することになった。

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クルーズ映画ライター あいさわみき が 船が出てくる映画を気ままにコツコツ書きまとめています。 船の映画 船が出てくる映画 船が舞台の映画 船が登場する映画 あらこんなところに船が!という作品に出会うと、最高にハッピーです。 なので、ハッピーのおすそ分け、それがこのサイトのコンセプトです。