サハラ 死の砂漠を脱出せよ

アメリカ国立海中海洋機関の船に雇われたトレジャーハンターと

奇妙な疫病の原因追求に挑むWHO女性医師が出会い・・・

●今回の船が出てくる映画

Sahara

2005年公開 アメリカ映画


●あらすじ

1950年代の西アフリカ。ナイジェリアで奇妙な疫病が発生。派遣されたWHOの女性医師エバ(ペネロペ・クルス)は、マリに原因があるのではないかと考える。そのためにマリに向かおうとするが、マリは内戦中で外国人が入るのはとても危険だった。

その頃、ナイジェリアで活動している海洋保全に務める米国特殊機関NUMA(国立海中海洋機関)のエージェントであり、同時に世界中のあらゆる場所に眠っている秘宝を探し出すトレジャーハンターのダーク・ピットは、サンデッカー提督指揮下での仕事に一段落すると、ずっと探し求めていたアメリカ南北戦争当時の甲鉄艦テキサスにつながる一枚の金貨に出くわす。


●ここに注目!

オープニングシーンは一面の海から。あれ?これって「サハラ」だったよね?砂漠での話じゃないの?と思った人も多いのでは? 西アフリカに位置するナイジェリアは、ギニア湾に一部面した国。国名の由来は、国内を流れるニジェール川になる。今や「経済大国」と呼ばれるきっかけは、1960年10月1日の英国からの独立。1980年代に資源探査が進められ、ギニア湾内の大陸棚に世界屈指の埋蔵量を誇る油田、天然ガス田があることが確認され、この国を豊かにしていく。人口はアフリカ大陸最多、物価も高いそうですが人々は親切で旅行しやすいらしい。

この映画の撮影がきっかけで知り合った、マシュー・マコノヒーとペネロペ・クルスは一時期交際していたそうな。


●映画のここに船が出てくる

WHOの女性医師エバが車で海岸線を走っていると、海にボロい船が見える。ナイジェリアはエビ漁が盛んな場所。子供達の遊び道具になっている船ももしかしたらエビ漁の現役なのかもしれない。

白い灯台が見える海で、ビニールボートで魚釣りをしている男の背景に映る、船のシルエットも気になる。これは米国特殊機関NUMAの船で、襲われたエバを助けた男ダーク・ピットはこの船で働いていた。エバを船に連れてきて休ませる。

個室もない狭いボートでマリへ向かうエバたち。ボロいボートかと思いきや、ピカピカに光る銀色でシャープな形のボート。1950年代の映画だが、いいのかな?ボートの持ち主、サンデッカー提督の懐具合などがよくわかる。ダーク・ピットたち男3人はこの銀ピカボートでお宝探し。謎のボートに襲われる。このアクションシーンの背景に見える陸地は砂漠だけど、「サハラ」の名前からのイメージはさらに遠くに。

と思っていたのは前半だけで、中盤から最後まで砂だらけ。エジプトやマリ共和国、サハラ砂漠の入口の街、モロッコのエルフードで12週間に渡ってロケが行われたそうだ。

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クルーズ映画ライター あいさわみき が 船が出てくる映画を気ままにコツコツ書きまとめています。 船の映画 船が出てくる映画 船が舞台の映画 船が登場する映画 あらこんなところに船が!という作品に出会うと、最高にハッピーです。 なので、ハッピーのおすそ分け、それがこのサイトのコンセプトです。