ヒッチコック 鳥

金髪金持ちお嬢さんが、鳥カゴを持って毛皮を着て

ミニスカートの服とパンプスで貸しボートに乗り込んだ

●今回の船が出てくる映画

The Birds

1963年公開 アメリカ映画


●あらすじ

上流階級の令嬢メラニーはサンフランシスコの小鳥屋にいると、男性客から店員と間違えられてしまう。間違えたのは彼のいたずら、以前に会ったことがあるメラニーにちょっかいを出したのだ。メラニーが全く覚えていなかったが、男に興味を抱き、車のナンバーを控え、車の所有者の名前と住所を突き止める。週末は、ボデガ湾沿いの寒村に帰って過ごしていることもわかり、メラニーは彼が妹に買おうとしていた「鳥」をつがいで購入し、車と貸ボートを使って、彼の家に「鳥」をこっそりと届ける。メラニーはすぐに帰らず、彼が家に帰って「鳥」に気づくのをボートの上から見物していた。「鳥」と彼女に気づいた彼は、海岸沿いを車に乗って先回りし、逃げた彼女と合流。しかしその途中、彼女は突如カモメに攻撃され、額に怪我を負う。これが事件の発端となった。

●ここに注目!

1970年代に量産された動物パニック映画の原点。

この作品の舞台になったBodega Bay(ボデガベイ)は、サンフランシスコから車で1時間半、映画公開後、いちやく有名になった。多くの場面がスタジオで撮影され、合成されている。


●ここに船が登場する

貸しボート屋は、金持ちお嬢さんが鳥カゴ持って、毛皮着てミニの服でパンプスでボートに一人乗るなんて、とちょっとあきれ顔。しかもボートはモーターで木製で水色ペンキも剥がれまくって、とてもお嬢さんが乗るような代物ではない。でもお嬢さんは器用にモーターを止めた後もオールで漕ぐ。赤い家に鳥を運び、またボートに乗って、男性が家に戻ってくるのを海から待ちかまえているメラニー。小汚いボートに中にしゃがみ、隠れる姿は愛らしい。本当の金持ちは、ボロい木製ボーターボートを差別しないんだねー。

船乗り場以外の船のシーンは、多分合成。違和感はあるけれど、そこまでの違和感がない。

クルーズとシネマ 船と映画 船の映画 船が出てくる映画 船が舞台の映画 船が登場する映画

クルーズ映画ライター あいさわみき が 船が出てくる映画を気ままにコツコツ書きまとめています。 船の映画 船が出てくる映画 船が舞台の映画 船が登場する映画 あらこんなところに船が!という作品に出会うと、最高にハッピーです。 なので、ハッピーのおすそ分け、それがこのサイトのコンセプトです。