助けてくれたジプシャンの船でライラは
羅針盤の使い方を知り、魔女に出会い、北に向かう。
今回ご紹介の「船が登場する映画」
The Golden Compass 2007年 アメリカ映画
●あらすじ
舞台は現実世界と似たパラレルワールド。この世界の人間の魂は肉体の外にあり、ダイモンと呼ばれる動物の姿をしている世界だった。最近、巷では身寄りのない子供たちばかりが誘拐される事件が続発していた。 そんなある日、この世界の“オックスフォード”の寄宿生である12歳のライラは、美しいコールター夫人と出会い、この世界の“北極”へ助手として一緒に行かないかと誘われる。翌朝、学寮長から黄金の羅針盤と呼ばれる真理計を渡され、コールター夫人には内緒にしておくように言われる。 この世界の“ロンドン”の屋敷で夫人と暮らし始めるが、なかなか北極に旅立たないばかりが、束縛が強くなり、夫人を疑い始めるライラ。ある日、夫人のダイモンが真理計を奪おうとしているところを見つけ、ついに屋敷を出て行く。 襲われそうになったライラを助けたのが、親友であり、行方不明になっているビリーの母マ・コスタだった。ライラを連れて船へ乗せ、ジプシャンの統領ファーに会わせる。同席していたジプシャンの賢者ファーダー・コーラムは、「3つの針を適したシンボルに合わせれば、心に浮かんだ質問の答えが得られる」と説明した。ライラはビリーの居場所について質問し、子供たちが危険だと知る。
●注目!
イギリス人作家フィリップ・プルマンの著書。イギリス児童文学の代表的な賞,カーネギー賞も受賞した「ライラの冒険」シリーズの第1巻を原作とする実写作品。原作は三部作だったが、映画では予算や教育上の問題もあり、1作のみの制作で中止になった。
●ここに船!
ジプシャンの船で、「黄金の羅針盤」の使い方がようやく明らかになり、ライラはどんどん真理を暴いていく。夜の船では魔女も登場。「黄金の羅針盤」が本物かどうか試しに、自分の昔の恋人探しをさせるお茶目な面も見せる。船から降りると鎧クマも登場。どんどんファンタジー色が強くなり、続編が楽しみ!と盛り上げるだけ上げて、映画制作中止にショックを受けた人も多いだろう。そんなあなたに朗報。英国BBCがテレビドラマ化すると2015年に発表。作者自身も製作総指揮に名を連ねている。
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